広島広域都市圏内の自治体や文化芸術団体が主催するイベントを、ひろしま国際平和文化祭(ひろフェス)の連携イベントに位置付けて相互に広報協力等を行うことで、圏域内の文化芸術活動を盛り上げていくものです。

ごあいさつ

ひろしま国際平和文化祭実行委員会 会長 山本 一隆

ひろしま国際平和文化祭(ひろフェス)は、日常生活の中で平和への思いを共有する「平和文化」を振興し、「国際平和文化都市」を象徴する文化芸術活動の創出を目指して開催する、音楽とメディア芸術のフェスティバルです。

ひろフェスでは、広島を始めとする広島広域都市圏を訪れる方々に、多様で上質な音楽・芸術作品等の魅力に触れ、ヒロシマの心や平和への理解を深めていただくとともに、圏域内の文化関係団体、音楽家、芸術家や学生等が出演・交流する場を広げ、次世代の育成にもつなげていきたいと考えています。

第2回ひろフェスは、令和6年(2024年)8月を中心に開催する予定です。皆様の積極的なご参加を期待しています。

ひろしま国際平和文化祭とは

市民や国内外から広島広域都市圏を訪れる人々が、多様で上質な音楽・芸術作品等に触れる機会を拡充し、平和への思いを共有する「平和文化」を振興するとともに、圏内の文化芸術活動の活性化、まちのにぎわいづくりや観光振興等を目的として、ひろしま国際平和文化祭を隔年開催します。

また、この開催を通じて、広島広域都市圏内の文化関係団体、アーティストや学生等が出演する機会を創出し、参加者・団体の交流促進や文化芸術活動の担い手の拡大・育成等にもつなげます。

第2回ひろしま国際平和文化祭の開催概要

1 名称

第2回ひろしま国際平和文化祭(略称:第2回ひろフェス)
HIROSHIMA FESTIVAL

2 コンセプト

“平和の種をまき、次世代を育てる”

3 期間

令和6年8月の1か月間 ※ 一部の事業は令和5年から年間を通じて実施します。

4 会場

広島市内及び広島広域都市圏内の各所

※広島広域都市圏とは
広島市、呉市、竹原市、三原市、大竹市、東広島市、廿日市市、安芸高田市、江田島市、府中町、海田町、熊野町、坂町、安芸太田町、北広島町、大崎上島町、世羅町、三次市、岩国市、柳井市、周防大島町、和木町、上関町、田布施町、平生町、浜田市、美郷町、邑南町で構成されています。

5 主催

ひろしま国際平和文化祭実行委員会(事務局:広島市及び公益財団法人広島市文化財団)

6 ひろしま国際平和文化祭ロゴマーク

広島市の復興のシンボルとなった市の木「クスノキ」と「水の都ひろしま」を俯瞰して見た川の流れをイメージして制作。ひろフェスの多様性を7色の色彩で表現している。

組織体制

1 主催

ひろしま国際平和文化祭実行委員会(事務局:広島市及び公益財団法人広島市文化財団)

2 実行委員会の構成団体

(1)総会

広島市、公益財団法人広島市文化財団、広島市文化協会、公益社団法人広島交響楽協会、特定非営利活動法人広島アニメーションシティ、広島国際映画祭実行委員会、広島商工会議所、広島経済同友会、一般社団法人中国経済連合会、一般社団法人広島青年会議所

(2)専門部会

広島市、公益財団法人広島市文化財団、公益社団法人広島交響楽協会、広島ウインドオーケストラ、広島県吹奏楽連盟、広島県合唱連盟、エリザベト音楽大学、広島文化学園大学、特定非営利活動法人広島アニメーションシティ、広島国際映画祭実行委員会、広島市立大学、比治山大学・比治山大学短期大学部、広島経済大学

3 プロデューサー/ディレクター

(1)プロデューサー

エグゼクティブプロデューサー、音楽プロデューサー、メディア芸術プロデューサー

(2)ディレクター

音楽ディレクター、メディア芸術ディレクター

プロデューサー

エグゼクティブ・プロデューサー増井 威司

1964年江田島市生まれ。
中国放送で番組やイベントで数多くのプロデューサー、ディレクターを担当。
ドキュメンタリーから、エンタメ、ラジオドラマまで、幅広いテーマを扱い、文化庁芸術祭賞大賞、ギャラクシー賞大賞、日本民間放送連盟賞、放送人グランプリなど、数々の賞を受賞。
「チームラボ 広島城 光の祭」など、大型イベントも手掛けた。


音楽プロデューサー下野 竜也
(広島交響楽団 音楽総監督)

鹿児島生まれ。鹿児島大学教育学部音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部附属指揮教室で学ぶ。1996年イタリア・シエナのキジアーナ音楽院でオーケストラ指揮のディプロマを取得。1997年大阪フィル初代指揮研究員として、(故)朝比奈隆氏をはじめ数多くの巨匠の下で研鑽を積む。1999年文化庁派遣芸術家在外研修員に選ばれ、ウィーン国立演劇音楽大学に留学、2001年6月まで在籍。
2000年東京国際音楽コンクール<指揮>優勝と齋藤秀雄賞受賞、2001年ブザンソン国際指揮者コンクールの優勝で一躍脚光を浴びる。
NHK交響楽団をはじめ国内の主要オーケストラの定期演奏会に毎年のように招かれる一方、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、ロワール管、チェコフィルハーモニー管、シュツットガルト放送響、シンフォニア・ヴァルソヴィア、サンノゼ響、バルセロナ響など国際的な活動にも注目が集まる。
2006~13年、読売日本交響楽団初代正指揮者、2013~17年、同団首席客演指揮者、2014~17年、京都市交響楽団常任客演指揮者、2017~20年、同団常任首席客演指揮者を歴任。
現在、広島交響楽団音楽総監督(2017年~)、広島ウインドオーケストラ音楽監督(2011年)の任にある。
霧島国際音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティバル松本をはじめ、数多くの音楽祭にも参加。オペラの分野でも新国立劇場、日生劇場、二期会をはじめ注目の公演で指揮を務める。
出光音楽賞、新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、芸術選奨文部科学大臣賞、MBC賞、東燃ゼネラル音楽賞奨励賞、南日本文化賞特別賞、有馬賞、広島市民賞などを受賞。
京都市立芸術大学音楽学部客員教授、東京藝術大学音楽学部指揮科客員教授、東京音楽大学吹奏楽アカデミー特任教授として後進の指導にもあたる。
太鼓芸能集団「鼓童」ミュージックアドバイザー。鹿児島市ふるさと大使、おじゃんせ霧島大使。
NHKFM「吹奏楽のひびき」パーソナリティ。
公式ホームページ http://www.tatsuyashimono.com/


メディア芸術プロデューサー土居 伸彰
(㈱ニューディアー 代表)

アニメーション研究・評論、プロデュース。配給やイベント企画・運営、執筆・講演、コーディネートやプロデュース等、様々な方法論を活用することにより、世界の優れたアニメーションの才能を世の中に紹介する事業を行っている。
主な映画祭の仕事に新千歳空港国際アニメーション映画祭の立ち上げ、主な著書に『個人的なハーモニーノルシュテインと現代アニメーション論』(フィルムアート社)、主なプロデュース作品に ゲーム『マイエクササイズ』や短編アニメーション『不安な体』などがある。


メディア芸術プロデューサー宮﨑 しずか
(アニメーション作家・比治山大学短期大学部美術科 准教授)

東京芸術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。
広島を拠点に、アニメーション作品の制作や発表、アニメーション教育や多様なアニメーション表現のあり方や楽しみ方をより多くの人に伝えるための活動も行う。
「キドモモドキ」(2013)はファントーシュ国際映画祭や国内外の映画祭で上映され、海外の作家や国内の企業との共同制作も現在進行中。
第1回新県美展(広島県立美術館)映像系優秀賞受賞(2013)。ひろしま文化新人賞受賞(2020)。
現在、比治山大学短期大学部美術科准教授。


ディレクター

音楽ディレクター荻原 忠浩
(株式会社オギハラ音楽企画 代表)

公益社団法人広島交響楽協会入社(1991〜2016)、広島交響楽団ステージマネージャー、マーケティングディレクターを歴任。
RCC中国放送「マインドクラシック」パーソナリティ(1992)。国民文化祭ひろしま「オーケストラの祭典」舞台監督(2000)。広島アニメーションビエンナーレ実行委員(2006・2008)。広島アンサンブルフェスティバル実行委員長(2008〜2010)。
現在、広島ウインドオーケストラ統括プロデューサー、エリザベト音楽大学講師、ひろしま文化振興財団運営委員、パーカッションアンサンブルA-UNプロデューサー。


メディア芸術ディレクター山村 浩二
(アニメーション作家・絵本作家)

1964年生まれ。90年代「パクシ」「バベルの本」など子供向けアニメーションを制作。
「頭山」(2002年) が第75回アカデミー賞にノミネート、アヌシー、ザグレプ他6つのグランプリを受賞、「今世紀100年の100作品」に選出される。「カフカ 田舎医者」(2007年)がオタワ他7つのグランプリを受賞、アニメーション作品の受賞は100を超える。2021年、過去25年間の優れた短編監督25人のトップ2に選出。「おやおや、おやさい」「ぱれーど」他絵本画家としても活躍。2017年、NHKおかあさんといっしょ「べるがなる」の作詞を手がける。
川喜多賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞、紫綬褒章受章。映画芸術科学アカデミー会員(米)、ASIFA 日本支部理事、日本アニメーション協会副会長。